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#16 タグと仕事


 サイトを復活させる為に随分久しぶりにHTMLを組んでいたが、集中力のない時にはタグの閉じ忘れを頻発させて閉口した。
 特に多いのがテーブル関連。trやtdの閉じ忘れや抜け落ちがあるとテーブルがガタガタになってとても見られた画面ではない。
 始まりと終わりをきちんとペアにしてマークアップしなければ何の機能も働かず、無意味な文字の羅列としてしか存在しないのだ。
 おおよそコンピュータに関わるものは約束事や決められた手順を踏まなければこちらの意図した通りに動かないことが多い。デジタルの取っ付きにくさは案外こういう所から発しているのかもしれない。
 始まりと終わり。
 しかしこれは何もデジタルチックなコンピュータに限った物ではないと思う。およそデジタルから懸け離れた営業職も始まりと終わりを心掛けなければ成立しない。

 アポを取る。面会する。
 説明する。質問がある。
 後日調べ直して報告する。その報告のリアクションを得る。
 先方から発注がある。受注したら結果や効果を先方に報告する。
 最終結果が出る。上司に報告する。

 これらは仕事の流れ上それぞれがほぼペアになっている。アポなしでは面会を断られる事も覚悟せねばならないし、こちらの説明と先方の疑問の解消を行ってはじめて相互の理解が深まる。仕事が一段落したら上司へ経過や結果を報告せねばならない。
 営業に限らず、社会人として仕事をする上での常識でもあるのだが、どれか一つが欠けても契約成立には結びつかないだろうと思う。
 これは会社員でなく、料理人だとしても同じだ。
 使う道具を手入れ・準備しなければ料理の下ごしらえは出来ないだろうし、料理が終わったら片付けねばならない。それぞれが欠けると美味しい料理は完成しない。

 桜舞うこの時期だからこそ、今一度初心を忘れずにいたいと青空に思う。


(2004年4月9日)




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