HOME > さやけき空を > 巻ノ七
 
巻ノ七
 
 〜六月の花、一
 あじさいの葉を滑りゆく水玉を指先に乗せ空に掲げる
 
 〜六月の花、二
 雨音の中ひそやかに咲き乱るにじむ七色アジサイの花
 
 〜六月の花、三
 顔を出す陽の光すら影になる貴き色の紫陽花笑う
 
 〜六月の花、四
 花咲けば雨雲を呼ぶ紫陽花の涙を浴びてさまよひ歩く
 
 〜君は同志だと言うけれど
 いつまでも私と同じ光の目離れていても失くさないでね
 
 〜君に包まれて
 君だけさ唇ふさぐやはらかに互いに包む胸のふくらみ
 
 〜陳腐だなんて言わないで
 たとへこの全てが絶えた世の中も君さえいれば微笑むだろう
 
 〜いつまでも浮かんでいたいよ
 いつまでも抱き合って伏す空の中互いの指は互いの中に
 
 HOME > さやけき空を > 巻ノ七
 
Black Peaks (C) STUDIO SHOUT!