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巻ノ九
 
 〜冷たき夏は
 願はくは雨が終わらんことをのみ山なみ映ゆる雲を思へば
 
 〜期待外れの空
 急く心今年は既に霧散とす暑き日射しに沸く心持ち
 
 〜燃え上がる炎は天へ
 ひととせに一度の送りを済ませれば重ねる想い炎よ昇れ
 
 〜風物詩、笑顔、涙
 立ち上がれ握る拳も忘るほど白球追いし青年たちよ
 
 〜どれだけの感触が残ったのだろう
 小さき手すくう砂すら熱を持ち土・水・空を瞳が見ゆる
 
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